米国・イラン合意「14項目」を検証する
「イスラマバード覚書」の成立
アメリカとイランの間の停戦合意と呼ぶべきものが成立した。「イラン・イスラーム共和国とアメリカ合衆国との間のイスラマバード覚書(Memorandum)」(以下「覚書」と参照していく)とされる文書の内容が公開されてきている。政府関係者などを含む複数のソースから示されてきているため、内容的な確度は高いようだ。
巷では「米国の敗北」「イランの勝利」といった描写の言説が出回っている。確かに、全般的にはアメリカ側の妥協の余地が大きい印象は受ける。
私は、「アメリカの敗北」という語が題名に入った書籍を、6月1日に公刊済だ。https://www.amazon.co.jp/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%81%AE%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%A8%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E6%95%97%E5%8C%97-%E7%AF%A0%E7%94%B0%E8%8B%B1%E6%9C%97/dp/4828428380/ref=sr_1_1?dib=eyJ2IjoiMSJ9.KG8TQC76gfWD44zuIQ58I3T3UFrFX9tUSf5RY3M0m09sZJ2COKA0ZXH68DY2ciGD15WlN9Xp7COpKDWtz1IgQPsyb82aG09qltgTaEYB3fAH6fXPwnhMnHce2PwwDXjw10LLBsWzPTNeGBdpAaGm9sSvNAjoJv__5io65R3Zh3qg3AMwDWwUz4Qa1A6RMM6E44kVBdXY9rS0pcxMPXE6H06zA05dBWdW3MY05c8qqyk.e5FoL-z6kwFWwRFtHrMcCyYG_cOkC5_eBfr8OAgMtIQ&dib_tag=se&qid=1780231120&s=books&sr=1-1 その私が言うのは気が引けるところもあるが、「敗北」「勝利」という劇画調の描写は、かなり大雑把なまとめであることは確かである。
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- 軍事作戦の終結
- イランの主権および領土的一体性の尊重、内政不干渉原則の確認
- 細部の棚上げ
- アメリカの「海上封鎖」行動の解除
- ペルシャ湾の無害通航の確保
- 復興計画の策定
- 制裁の解除
- イランの核兵器不保持の宣言
- 現状維持の規範化
- 制裁解除の即時発効
- 資産凍結の解除
- 監視執行メカニズムの創設
- 優先実施条項の明示
- 国連安保理決議の承認
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