アメリカ「独立250年」が持つ世界史的な意味

1776年のアメリカ独立は、欧州域外の植民地が宗主国から独立した最初の事例として、後の民族自決・脱植民地化の先駆けとなった。他方で、アメリカは先住民制圧と対外膨張を進めた帝国でもあった。ゆえに「建国250年」と「独立250年」は同義ではなく、日本が何を祝うのかという視点には、対米観と国際感覚が映し出されている。
篠田英朗 2026.07.09
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「独立250周年」の意味

 7月5日の『The Letter』記事で、私はアメリカ「建国250周年」は、正確には「独立250周年」ではあっても、必ずしもアメリカ合衆国の「建国250周年」とは言えない、と書いた。

 アメリカは「若い国」だと思われがちだが、国家制度のレベルで見れば、世界最古の成文憲法を持つ国でもある。だからこそ、その草創期の経緯には、しばしば「神話」的な要素がまとわりつく。

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  • 1776年は、脱植民地化の最初の一歩だった
  • しかしアメリカは、同時に帝国でもあった
  • 日本が祝っているのは何か

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