イランの地政学理論から見た特性

イランは、山岳地形とホルムズ海峡支配による防衛優位に加え、一帯一路やINSTCの結節点としてユーラシア地政学上の重要性を持つ。米国はベネズエラ型の短期制圧が困難で、ロシア・中国との連携強化も背景に、イランは地域大国として存在感を高めている。
篠田英朗 2026.05.10
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軍事作戦面から見たイランとベネズエラの違い

 アメリカ・イスラエルの2月28日のイラン攻撃は、両国が期待した成果をあげることなく、イラン側の激しい反発を招いた。アメリカは、4月中旬に何とか一時停戦に持ち込んだが、戦争を終結させる目途をつけることはできていない。

 1月にベネズエラを攻撃した際には、アメリカは電撃的なマドゥロ大統領拘束作戦を敢行し、それをもって軍事作戦の区切りとした。イランでは同様の作戦が不可能であったため、最高指導者のハメネイ師を唐突に殺害する作戦を遂行した。それが裏目に出た。

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  • 防衛国としてのイランが持つ特性
  • 交通回廊の接合点としてのイラン
  • ユーラシア大陸の地域大国としてのイラン
  • 冷戦終焉後時代のアメリカのイラン敵視政策
  • 一帯一路と重なりあるハートランドのイラン

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