史上初のアメリカとイスラエルの共同軍事作戦:その意味

米国とイスラエルは長年の同盟関係にあるが、実際の戦争で共通の敵に対し同盟軍として共同作戦を行うのは今回が初めてである。過去の中東戦争やシリア内戦、ガザ危機では支援や並行行動にとどまっていた。イランとの戦争はイスラエルにとって米国を本格参戦させる悲願の実現であり、米国は同盟責任と威信のため戦争から容易に離脱できない状況に陥っている。
篠田英朗 2026.03.15
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史上初のアメリカとイスラエルの同盟軍事作戦

 アメリカ・イスラエルとイランの間の戦争は、開戦から二週間を超えて、なお収束の目途が立っていない。トランプ大統領の過度にご都合主義的な見込みは外れ、イランが狙うとおり長期消耗戦へと進む傾向が色濃くなっている。すでにホルムズ海峡の通行が困難になり、世界経済にも大きな混乱が生じ始めている。ただし、戦争そのものと同様に、世界経済に与える衝撃についても、その深刻度を正確に見通せる状況ではない。

 様々な要素が重なり合っている。しかし、それでもなお、現在起こっている事態の特別な性格を理解するために、よく考えておかなければならない重大な点が一つある。
 それは、アメリカとイスラエルが歴史上初めて、同盟軍として共同で戦争をしているという事実である。

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  • 過去の事例
  • アメリカを戦争に引き込むことはイスラエルの悲願
  • アメリカはイスラエルに振り回される

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