パランティア・テクノロジーズの研究(4):米軍が使い、自衛隊が導入を検討するMaven Smart System(MSS)とは何か
Maven Smart System(MSS)は日本にやってくるか
パランティア・テクノロジーズ社が米軍に提供している主要なシステムの一つが、Maven Smart System(以下、MSS)である。パランティア社は、2024年に国防総省との間で締結したMSSの試作・拡張に関する契約だけで、最大4億8,000万ドル(約758億円)規模の事業を担うことになった。
このMSSを日本の防衛省が導入する検討をしているという報道が出ている。https://www.sbbit.jp/article/cont1/185959 米軍が作戦立案や指揮統制に用いるシステムであるだけに、導入が現実味を帯びる可能性はある。米軍と自衛隊の連携を強めるのであれば、同じシステムを導入するか、少なくとも情報を共有し、相互に接続できる仕組みを整える必要があるからだ。米国側から導入を求められる可能性も考えられる。その場合、日本も数百億円規模の複数年契約を結ぶことになるかもしれない。
MSSは、パランティア社と米軍の関係の中枢に位置するシステムであり、今後は日本とパランティア社の関係にも大きく関わる可能性がある。そこで今回は、MSSの概要を整理する。
その技術的な詳細に立ち入ることはできないうえ、公開されていない情報も多い。技術的な理解に役立つ資料は末尾に掲げ、本文ではMSSの基本的な性格と、その含意を考えたい。
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- MSSの概要
- 2017年のProject Maven
- NGA Mavenの構築
- MSSの導入
- MSSが問題視される理由
- ミナブの悲劇
- 日本がMSSを導入した場合
- <関連する資料>
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