G7サミット声明による国際法上の自衛権の「脱構築」について

 G7サミット声明は、イスラエルによるイランへの一方的攻撃を事実上支持するものであり、国際法違反を承知のうえでG7が「二重基準」の立場を世界に宣言したと批判される。国際法の概念をすり替えようとする意図的な操作には、意味がない。国際秩序を撹乱するG7の外交価値には、冷静な評価が必要だろう。
篠田英朗 2025.06.19
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